重複補償
重複補償とは、複数の保険契約によって、補償内容が同じ、または一部重複した状態を指します。これにより、保険料が無駄になる可能性があります。
※損害保険は、損害を受けた分を補填することを目的としています。そのため、複数の保険会社と契約していても、実際の損害額を超える保険金を受け取ることはできません。
例えば、500万円の損害を受けた場合、2つの火災保険に加入していても、合計で500万円までしか保険金は支払われません。その500万円を各保険会社が契約割合に応じて分担して支払います。
重複補償の具体例
補償が重複する可能性のあるケースは以下の通りです。
自動車保険における重複補償
・ 弁護士費用特約:複数の自動車保険契約で弁護士費用特約を付けている場合、いずれか一つで補償されます。
・ 日常生活賠償特約・自転車賠償特約:個人の賠償責任を補償する特約は、自動車保険だけでなく、火災保険や傷害保険にも付帯されている場合があります。
・ ファミリーバイク特約:複数の自動車保険契約でファミリーバイク特約を付けている場合、補償が重複します。記名被保険者や同居の家族が乗る原付バイクの事故が補償対象です。
・ 人身傷害保険:家族がそれぞれ車を所有し、それぞれが記名被保険者として自動車保険を契約し、「車内・車外補償タイプ」の人身傷害保険を付けている場合などです。
自動車保険以外の保険との重複
・ 火災保険や傷害保険などの自動車保険以外の保険や特約と、自動車保険の補償が重複することがあります。
・ 異なる保険会社との契約で補償が重複する可能性もあります。
重複補償の種類
重複補償には、以下の2種類があります。
①完全重複 重複する契約から保険金が支払われず、保険金額が積み上がらない状態です。補償につながらない保険料が無駄になる可能性があります。
②不完全重複 補償額が複数の契約の合計額となり、保険金額が積み上がる状態です。損害額によっては、一方の契約から保険金が支払われない場合があります。
重複を避けるためのポイント
保険会社は、契約者が希望しない重複補償を防ぐため、注意を促し、他の保険契約の有無を確認するよう努めています。
・ 特約の一本化:弁護士費用特約やファミリーバイク特約などは、一つの契約に付帯すれば、記名被保険者やその家族が補償対象となることが多いです。
・ 契約の見直し:自動車保険を複数契約している場合、2台目以降の契約の特約を外すことで、保険料を節約できる可能性があります。
・ 弊社への相談:補償内容や家族状況によって、補償範囲が異なる場合があります。重複の可能性がある場合は、弊社へご相談ください。
